携帯電話の料金は高いぞ、アマゾンのデータ通信サービス 携帯端末用カード1980円が楽しみだ。

先日、ドコモ携帯電話のポイントが切れるというので、買いかえ料金を聞いてみたら、安いもので9800円ということです。スマートフォンのほうが安いと進められたのですが、厳しい縛りがあったり、なによりもパケット代が高い。なんでも通話料含みで月に1万円弱の料金になるとのこと。あまりにも高すぎる料金体系ですね。高校生や大学生などの若者はどうやって工面しているのでしょうか。ひとごとながら心配です。

先日、ネットゲームのガチャコンプがメディアに叩かれていましたが、縛りやその他でやたらとわかりにくく高い携帯料金が先だろうと思ってしまいます。せっかくの日本先行のSNSシステムの芽を摘み取っても、ガラパゴス携帯の温床はそのまま。これでは、通信が家電のようになってしまうのではないかと危惧してしまいます。弱いものいじめが日本メディアの特徴とはわかっていますが、なんとかならないものでしょうか。

原子力発電の電気料金と同じように、たくさんの規制や既得権のために世界一の通信料金が日本国民の肩に圧し掛かっています。安易に日本国民から金を搾り取っているから、国際競争に負けるのです。意味のない地上デジタルで強制的に日本国中のテレビをゴミ化し、テレビ一台あたり3000円以上の廃棄料金をせしめて、家電業界総出で太りに太ったのはつい去年までの話。今年の大手家電メーカーの巨額赤字は、そのツケがまわった当然の結果なのですが、携帯業界はなんら学習する気もなく、ひたすら利権にしがみ続けるようです。

こういった日本の携帯環境にはささやかな抵抗ですが、私は、フリーSIMアンドロイドでdocomo通話回線を使用。パケット通信は、イオン専属発売のb-mobileのSIMカード(月々980円の使用料金)をルーターをつかって利用しています。動画などは無理としても、メールと地図/ナヴィは不自由なく利用させていただいていますが、今回は頼もしい助っ人が現われそうです。

アマゾン、日本でデータ通信サービス 携帯端末用カード1980円

2012/5/28付

米アマゾン・ドット・コムは日本でスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)、タブレット端末用の無線データ通信サービスに参入する。1980円で一定のデータ量まで使い切りの「SIMカード」として販売し、利用者は自分の端末に差し込んで使える。外資の参入は日本初。新規参入で利用者の選択の多様化が進みそうだ。

米アマゾンは米国で通信会社の回線を借り受けて電子書籍端末「キンドル」に搭載して販売しており、日本でもキンドルを今夏にも投入する。主力の書籍、コンテンツ、端末の販売に加え、通信回線も提供することで日本市場で足がかりを築く考え。

月内にも同社のインターネット通販サイトで取り扱いを始める。サイト上で住所やクレジットカード番号を入力して回線使用権を購入する仕組み。NTTドコモの高速携帯電話サービス(LTE)を利用している日本通信の回線を使う。

利用できるデータ量は1枚当たり500メガ(メガは100万)バイト。ユーチューブの動画で約250分、地図情報の表示で約700画面程度。上限を過ぎると回線が止まり、カードを追加購入する必要がある。

大手が提供するスマホやタブレット向けのデータ通信の月額料金は5000~6000円だが、アマゾンの新サービスは頻度に応じて利用できる。

例えば通話で使う携帯電話とは別にデータ通信用としてスマホやタブレットを持っている人は、アマゾンのカードに切り替えることで通信料を節約できるケースもある。

アマゾンのSIMカードは、NTTドコモのスマホやタブレットで利用可能。複数の通信会社のカードを使える海外仕様の「iPhone(アイフォーン)」など、「SIMフリー」端末でも使うことができる。

詳細はわかりませんが、月内にもサービス開始とのこと、つまり3-4日以内ということなので楽しみです。

 

ps:その後詳細が判明したました。日本通信 bモバイル4G Amazon.co.jp限定販売 高速定額(500MB/1ヶ月)標準SIMパッケージ BM-AMFRL-500MBがそれです。前述したのと少し違い月次の支払い1980円ということです。現在使用しているイオン専属発売のb-mobileのSIMカード(月々980円の使用料金)を解約するには少しパワー不足かな。

わが亡きあとに洪水はきたれ!

先ほど、就寝前の歯磨きをしていたら、ひょっこりと輪廻転生が頭に浮かびました。輪廻があるのかどうなのかは?ではありますが、輪廻転生を信じる方が世界にはやさしいような気がします。ならば、信じてもよいのかななどと考えておりました。

輪廻転生がないと「わが亡きあとに洪水はきたれ」という言葉が重くなってくるなあということが、次に脳裏に去来しました。

このフレーズは、わが亡きあとに洪水はきたれ!―ルポルタージュ 巨大企業と労働者 (ちくま文庫)で知ったものです。フレーズの由来については、日本共産党の宮本たけしさんのブログに詳しく掲載されていて勉強になりました。『あとは野となれ山となれ』という意味だそうですが、その説明部分のみ参考までに下記に掲載させていただきます。

「大洪水よ、わが亡きあとに来たれ!」とポンパドゥール侯爵夫人

この間、志位さんがサンデープロジェクトで紹介してから口の端にのぼるようになった「資本論」でマルクスが引用した言葉「大洪水よ、わが亡きあとに来たれ!」…この言葉が出てくるのは「資本論」第一部(1巻)第三篇第八章の「労働日」。第五節の「標準労働日獲得のための闘争。14世紀中葉から17世紀末までの労働日延長のための強制法」の中ほどに出てきます。(社会科学研究所監修、資本論翻訳委員会訳、新日本新書版なら、第2分冊、P.464)

次のように出てきます。「どんな株式思惑においても、いつかは雷が落ちるに違いないということは誰でも知っているが、自分自身が黄金の雨を受け集め安全な場所に運んだ後で、隣人の頭に雷が命中することをだれもが望むのである。“大洪水よ、わが亡きあとに来たれ!”これがすべての資本家およびすべての資本家国民のスローガンである。それゆえ、資本は、社会によって強制されるのでなければ、労働者の健康と寿命にたいし、なんらの顧慮も払わない」

ただしマルクスはすぐその後で「しかし、このこともまた、個々の資本家の善意または悪意に依存するものではない。自由競争は、資本主義的生産の内在的な諸法則を、個々の資本家にたいして外的な強制法則として通させるのである」と、付け加えるのを忘れませんでした。つまり「大洪水よ、わが亡きあとに来たれ!」というのは、資本家の性格が性悪だからそうなるといったものではなく、逆に、資本主義的生産の内的な法則性が競争を通じて資本家にそういった行動を取らせるのだというわけです。

さて、そこでこの「大洪水よ…」ですが、「資本論」の注釈には「宮廷の奢侈が財政破滅を招くと忠告されたときに、フランスのルイ15世の愛人ポンパドゥール夫人がノアの洪水伝説にちなんで言った言葉の言い換え。デュ・オセ夫人『回想録』、序文、19ページ。『あとは野となれ山となれ』の意」とあります。

・・・以下略・・・

これが、死んでも生まれ変わるということになると「野となれ山となった」ところでまた生きていかなければならないわけですから、そうもいかないなあなどと考えることになるかもしれませんね。輪廻説は地球にやさしい考えなのかもしれません。

私の学生時代、マルクスは反体制の必需品で、反資本主義の先鋒でもありました。しかし、今になって思うに資本主義の対極にあるのではなく、資本主義の裏側にあったのではないかと思います。表に対する裏。表裏一体という言葉があるように、マルクスは資本主義を超えるものではなく、まさに資本主義そのものを語っていたのだなあとおもうのです。そして、その番い(つがい)の部分こそ、この「輪廻転生」にあるのではないかと思っているのです。

フランスのルイ15世の愛人ポンパドゥール夫人のこのせりふで、記憶がよみがえるのが頭脳警察の「さよなら世界夫人」です。ユーチューブでは、http://youtu.be/Ao6Yyz6nEYoで聴くことができます。これは、ただ単に私が関連付けて記憶しているだけで、実際にはなんの関連もありません。学生時代に周りでやたらとヒットしていたような気がします。曲も詩もよく思われ、たまに無性に聴きたくなる時があります。私の中では、プロコルハルムの「青い影」と同じ位置にある楽曲ですね。ユーチューブでは、http://www.youtube.com/watch?v=buSzOh84QX4で聴くことができます。

どちらも、詩がよくわかりません。