もしもノンフィクション作家がお化けにであったら 工藤美代子

もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら (幽ブックス)読みました。面白かったです。

著者本人はそれほど霊感はないとのことであるが、どうしてどうして、かなりの特殊能力をお持ちのようです。全編興味深く読まさせていただきました。リンクしておいたアマゾンのページでの読者レヴューもそうだが、非常にさっぱりとした書き方で好感がもてました。

あの世とか、お化け、幽霊とかというと、とかく怖い話になりがちだが、実際はどうなのだろうか、あの世よりもこの世の方が怖いのではないかい? 幽霊とかお化けよりも、人間の方が怖いのではないかい?

人間は手前勝手なものだから、なんでも今、ここにこだわってしまい。あの世とか彼岸には冷たいようです。頭を柔らかくして、冷静に考えてみると、こっちもあっちもどっちもどっちなどと思うのだが・・・。

その点で、この本はなかなか中立的です。あっちもたて、こっちもたてて、あちらの人にはそれなりの敬意をはらった書き方をしています。霊に対する態度にも好感が持てました。

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