野蛮人のテーブルマナー /佐藤優

野蛮人のテーブルマナー読みました。

途中で見事挫折。いまの私には不必要な本です。

007やナポレオン・ソロがおもしろかった時代に巡り会えばおもしろく完読したと思います。しかし、出会わなくて良かったと思いました。人の裏をかいたりかかれたりするのはたくさんです。

とはいえ、おもしろいところはありました。この本の中で気に入ったところを紹介します。国会議員の鈴木さんとの対談です。

鈴木 そう。あのとき、外務省の幹部たちは皆、私のところにきて土下座して感謝したもんですよ。でもその後、彼らは掌を返したように、私をつぶしにかかってきた。

---外務省の当時の標語は「受けた恩は水に流し、かけた情けは倍付けにする」だったとか。

鈴木 だからそういう人間にはなってはいけない。やはり、受けた恩は倍返し、そうしていれば、だまってても恩は帰ってきます。

それからね、もう一ついいたいのは、挫折したり失望したりしても絶対に諦めてはいけない、ということ。私はね、6,7,年前、ひょっとしたら一番になるかもしれないといわれた。少なくとも2番か3番になれる自信はありました。小渕首相はがエリツィンさんにあったとき、私の方を見て「彼は私の後継者だ」といったもんです。

佐藤 小渕さんが倒れなかったら、私たちは絶対に檻の中に入っていなかったでしょうね。

鈴木 それなりにきっと出世してたなあ(笑)。でも権力闘争と国策捜査でやられてしまった。人生にはね、三つの坂があり。上がり坂、下り坂、それから「まさか」。交通事故、病気、逮捕とか人生には予期せぬ「まさか」があるんですよ。

---鈴木さんは胃ガンにもなりましたね。

鈴木 悪性といわれた。そのときは人生終わったと思ったですよ。それでも神様仏様がいて、今は完治しました。生きていれば、一発逆転もあるし、必ずいいこともあるんです。だから、諦めちゃいけない。

困ったときは私、鈴木宗男と比べてみればいい。そうすれば楽になるはずですよ。だから、みんながんばれ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください