中学校の還暦同期会開催について

ちょっと前の2012/8/11に、中学校の同期会を開催しまして、先月の2012/9/22に、同期会の内容などを収めたDVDの発送などを完了。一連の中学校同期会の作業が終了しました。私はメンバーとして参加させていただきましたが、2011年の一月から開催実行委員会がスタートしたので、21か月にわたる委員会の活動だったわけです。

また、DVDに関して、同期会に関連したそれぞれ5分から10分くらいのビデオを5本編集させていただきました。それとは別に、開催実行委員会の活動を10分位のビデオを編集して作成、写真のスライド編集を5分のものと一緒にして一枚のDVDにし、委員会のメンバーに作成、配布しました。

ここにきて、同期会に参加された同期生の方々や、先生方からお礼のメッセージなどをたくさんいただいて、ある種の達成感を味わいつつ、また一方では、頻繁にあっていた委員会のメンバーたちへのある種の喪失感などを感じているというのが、今の状態であります。

開催実行委員会というのも、不思議な位置づけであります。メインの同期会の開催までが主な仕事で、内容は縁の下の力持ち的です。努力とか苦労とかはあったとしても表に出ることはありません。桜の「散るを持って尊し」のようなところがありますね。永きを忍び、刹那に散るとでもいいましょうか。そういったことを前提に開催実行委員会のビデオを編集、作成しました。

ビデオは、2012年8月11日の同期会が開催される前まで。エンディングロールは、そこから始まります。イメージ的には、明日のジョーの最終回、「真っ白な灰」です。同期会開催のキャプションが背景の白に同化して見えなくなります。そして厳かにクレジットが始まります。委員会メンバーのクレジットこそが、実はこのビデオのメインテーマでもあります。散るをもって尊し。なくなることを前提にしているわけですから、エンディングロールこそがそのすべてになるだろう。堂々と、ゆっくりとロールというのがイメージでした。それを見るのは、メンバーだけですから、各メンバーがエンディングロールで、朋に思いを馳せ、自分の名前にかつての存在を確認することが、その役割になるわけです。

そのあたりをイメージしながら、曲を探して、最終的に使ったのは「カムフラージュ」。次の歌詞部分です。フェードアウトして終ります。

友達以上の気持ち

胸に閉じ込めてきたけれど/心がもう嘘をつけなくて

こんなに切ない/ふとした仕草に潜む あなたの想いを確かめる

この歌は、最後に二人の愛が成就するのですが、このビデオでは、途中でフェードアウトして終わります。寸止めですね。残念ながら委員会は解散してしまうわけです。曲は、山下達郎のファルセットの短いア・カペラが始まり、すぐにピアノの指弾、それから歌が始まりますので、それにキャプションとクレジットをシンクロさせました。

クレジットの前に同期会のタイトル横看板を吊り下げるシーンがあります。斜めの横看板を吊り下げて正しい場所に置く。それは開催準備委員会の仕事を象徴しています。看板がただしく収まった時に、仕事は完了してしまうのであります。真っ白になってから、「同期会開催」のクレジットが現れて、そして真っ白に背景に消えていきます。淡きこと、春の雪の如し、であります。

以上、うだうだと解説をしてしまいましたが、読者のみなさん用にダイジェスト版を作成しましたので鑑賞してみてください。オリジナルは10分程度ですが、それを3分ぐらいに縮めました。後半のクレジット部分はオリジナル通りです。

 

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